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台詞読みで、台詞を読んでいるうちはダメです。

下町ダニーローズ紀伊國屋ホール公演「あした」の読み稽古を覗きに行く。

絶句でした。
なべおさみさん、凄いですね。

さすがでした。
そりゃ、昭和の喜劇界を牽引した人物なんだから当然なのかもしれんが、
あらためて目の当たりにすると、
すげえなあ、と。

僕、感心させられた舞台役者は数えるほどです。
15年でいろんな舞台作品を見たけれど、
本当に「いいなあ、すげえなあ、なんだろーなーこの人は」と思ったのは数人。

扉座の有馬自由さん、TIMELAGの主宰だった野村知広、
亡くなられてしまったけれど、三浦洋一さん、
これまた亡くなられてしまったけれど、三木のりへいさん、

これに、どうやら、今回、なべおさみさんが加わります。

たかだか台詞読みで、あそこまで台詞を自分の言葉として発してしまうなんて、
ありゃ、怪物です(笑)

台詞と台詞の合間、これをいかに料理するかが、
お客に台詞を台詞として聞かせない極意だと思います。
これは志らくさんも会得している極意だな。

「わたしは、あなたが大嫌い」
という台詞があったなら、

「わたしは」も「あなたが」も「大嫌い」もどうだっていい。

極論だけれど、
それはどうやったって語句にしかならない、言葉にしかならないから、どうでもいい。

問題は、
「わたしは」と「あなたが」の間、「あなたが」と「大嫌い」の間、
その間をどうできるか、そこに、役者の力量が問われます。

台詞がない部分、その間(ま)、
そこに自分の本物の感情をのっけられたら、台詞が台詞ではなくなって、本当にその人の心の声として発せられる。

それは吐息かもしれんし、ため息かもしれんし、「あ~」だとか「う~」だとかかもしれんし、何も音にはならないかもしれんし、いろいろだけれど、

台詞と台詞の間こそが、その人の個性が出ちゃう(出せちゃう)大事なポイント。

だから、台詞読みで、台詞を読んでいるうちはダメです。

台詞と台詞の間、そこんところの感情と空気を読まなきゃいかんです。

たった数時間だけど、
なべさんの台詞読みから、勉強させられたな。

僕らもっともっと昭和の喜劇人から学ぶことがありそうです。
「男はつらいよ」だけではなくて、たくさん映画を見なきゃ。
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